LTを盛り上げるコツ:5分の発表で会場を味方にする方法

持ち時間はたった5分。それでも会場が沸くLTには共通点があります。登壇者として準備すること、運営としてできることを、構成・スライド・当日の工夫に分けて紹介します。

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LT(ライトニングトーク)とは

LT(ライトニングトーク)は、5分前後の短い持ち時間で行う発表です。技術系の勉強会やカンファレンス、社内イベントなどで、複数の登壇者が次々に話す形式がよく見られます。

時間が短いぶん、準備の負担が小さく、初めて登壇する人でも挑戦しやすいのが魅力です。一方で、説明を詰め込みすぎると何も伝わらないまま終わってしまう、という難しさもあります。

盛り上がるLTに共通する3つのこと

LTは情報を網羅する場ではなく、「面白そう」「あとで調べてみよう」と思ってもらう場です。盛り上がるLTほど、伝えることを思い切って減らしています。

  • テーマが1つに絞られていて、一言で説明できる
  • テンポがよく、スライドが次々に切り替わる
  • 会場が反応できる「笑いどころ」や「共感どころ」がある

構成:最初の30秒でつかみ、1テーマで押し切る

5分の発表では、前置きに使える時間はほとんどありません。自己紹介は1枚、10秒程度に抑え、すぐに本題の「問い」や「困りごと」を出しましょう。

  • つかみ(30秒):会場の多くが共感できる困りごとや、意外な結論を先に出す
  • 本題(3〜4分):伝えたいことを1つに絞り、具体例を1〜2個だけ見せる
  • オチ(30秒):一言でまとめ、笑いか「なるほど」で締める

スライド:大きな文字と速いテンポで

LTのスライドは、読ませるものではなく見せるものです。1枚に載せるのは短い一文か、画像1枚程度にとどめます。5分で20〜30枚ほど使い、15秒前後でどんどん切り替えていくと、会場のテンポが上がります。

ここぞという場面で、ネタのスライドや意外な画像を1枚挟むと、会場の笑いを誘いやすくなります。ただし、内輪ネタに寄りすぎると初参加の人が置いていかれるので、誰にでも伝わる題材を選びましょう。

時間:5分をきっちり守るのも盛り上がりのうち

LTの多くは、持ち時間を過ぎると強制的に終了になります。終了の合図(ドラの音や拍手など)が鳴って途中で終わること自体が、会場の笑いになる文化もあります。

とはいえ、伝えたいことを言い切れないのはもったいないので、本番の前に一度は声に出して通し、4分30秒前後で終わる分量にしておくと安心です。

当日:会場の反応をスライドの上に流す

LTイベントを盛り上げるうえで効果が大きいのが、会場の反応を目に見える形にすることです。これまではSNSのハッシュタグで実況してもらう方法がよく使われてきましたが、発表中の登壇者からは見えず、会場の外に流れていってしまいます。

スマホから送ったコメントやスタンプを、登壇者のスライドの上にそのまま流すと、会場の「おお」「わかる」「👏」がその場で画面に現れます。声を出すのが苦手な人も参加でき、登壇者は流れてきたコメントを拾って話をふくらませられます。短い発表が続くLTでは、この一体感がイベント全体の熱量になります。

LayerTalkは、このためのMac用アプリです。発表中のスライドの一番上に透明な層を重ねるので、PowerPoint、Keynote、Google スライド、Canvaなど、登壇者がどの発表ツールを使っていても同じように使えます。観客はQRコードか6文字コードを読み取るだけで参加でき、アプリのインストールも登録も要りません。

運営としてできること

LayerTalkでは、発表を終えてもルームは残るので、同じ参加コードのまま次の発表を始められます。

  • 開始前に参加用のQRコードをスクリーンに出し、コメントの送り方を一度だけ案内する
  • イベント全体で同じ参加コードを使い回し、登壇者が替わるたびに案内し直さなくてよいようにする
  • 登壇の合間に、届いたコメントを1つ2つ読み上げて場をつなぐ
  • 不適切な投稿に備えて、表示前に確認する承認制や、投稿の非表示・参加者のブロックといった手段を用意しておく
  • 質問は発表ごとにまとめておき、懇親会や後日のフォローに回せるようにする

登壇者として、反応を拾う

コメントが流れる会場では、登壇者がそれに一言返すだけで、会場との距離がぐっと縮まります。「そのコメント、まさにそうなんです」と拾ったり、流れてきた質問に最後の10秒で答えたりすると、5分の発表でも対話が生まれます。

すべてのコメントに反応する必要はありません。話の流れに合うものを1つか2つ拾えば十分です。

まとめ

  • テーマは1つ。一言で説明できるところまで絞る
  • 最初の30秒でつかみ、最後の30秒で締める
  • スライドは大きな文字で、15秒前後のテンポで切り替える
  • 会場の反応をスライドの上に流して、声を出さない人も参加できるようにする
  • 運営は参加の入口を早めに案内し、登壇者は流れてきた反応を拾う